再発した心房細動はストレスが原因?カテーテルアブレーション手術・体験談(前編)

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2020年3月に一度目のアブレーション手術を行い無事成功。その後は3ケ月毎のホルター検診を4回行うも異常は見つからず。2021年4月からはホルター検診、飲み薬(リクシアナ、スクラルファート)は終了しメインテートのみとなった。検診は半年に一度で当日の心電図だけとなり経済的、時間的にもやっと落ち着けると思った2022年4月・・・再発。

アブレーション手術は再発に可能性もあると最初の手術の時に聞かされて本人も納得していましたが、再発したときはショックで落胆しました。(思い返せば年明けから、ケガやトラブルなど続き過度なストレスが引き金だったのかなと思います)主治医とも話し再度手術を行うことを決心した要因は次の通りです。<薬を飲み続ける身体的、経済的リスクの大きさ。>

私の体験が一例として、これから心房細動カテーテルアブレーション手術を検討されている方の参考になればと思います。

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再発理由を検討

再発に至る誘発原因は様々あります、例えば加齢・飲酒・生活習慣病・喫煙などです。しかし個人的な見解になりますが、ストレスが再発の最大要因だったと考えています。思い返せば飲酒、喫煙をしていないし、2年間で脈が飛ぶなどの自覚症状は1度も感じた事が無かったんです。しかしながら発作が出る2ヶ月前に肩の怪我、取引先の撤退がありかなりのストレスを感じていました。更に隣人とのトラブルが続き気の休まることなくひと月が過ぎ、発作の起こる前日に久々に友人と会い帰宅すると、友人から家族がコロナに感染したと連絡を受け心配したまま翌朝を迎え身支度をしている最中に発作が起きたのです。短期間にこれでもかと言うほどのトラブルで心臓が悲鳴を上げてしまったのだと思います。

術前検査 

心臓超音波検査(心エコー):所要時間30分
目的:検査は超音波を使い心臓の形や動きを見ることで心臓の機能を評価します。同時に血流の評価も行い、心臓内部の弁などの異常確認や心臓への負担度合いを評価します。

心臓CT検査:所要時間20分
目的:心臓の冠動脈が細くなったり詰まったりしていないか、心臓全体に異常がないかを判断するために行う。
注意点:冠動脈をよりはっきりと撮影するために、体内に造影剤という薬剤を腕に点滴針を刺しいっきに注入します。注入されると全身が熱くなるので驚きますが、15秒息を止める指示が2回、時間にして30-40秒程で通常の体温に戻ります。

2項目の検査代は13、510円


血圧脈波検査:所要時間10分
目的は:動脈血管壁の硬さや詰まり具合から、動脈硬化の程度を調べることです。

肺機能検査:所要時間10分
①肺気量分画→一般的に肺活量とよばれている検査項目です。
②努力性肺活量→1秒間にどれだけたくさん呼出できるかを調べる検査です。

2項目の検査代は3、720円

CTの画像解析は3週間くらいの時間が必要だそうです。5月末に結果内容を聞き、問題無ければ6月に手術の予定となります。現状では約3ヶ月待ちで、患者さんの多さに驚きました。

薬代について

私が2度めの手術を受ける決め手の一つに薬代の事があります。主治医と話した時、2年間で心房細動の症状を自分自身で認識したのは1回だけ、ならば次に発覚するまで様子を見るのもありではないか、手術をせず薬を飲み続ける選択も考慮すべきと言われました。確かに薬を飲み続けてる限り血栓は出来ないのです。しかしリクシアナは後発品のない高価な薬で薬価は416円。3割負担でも1錠125円になるんです。1ヶ月では3,750円。他にネキシウムカプセルとベラパミルが1錠30円と2円で合わせると月6,810円支払うことになり、年間では81,720円です。最近では人生100年といわれており、あと50年続けるとなると4,086,000円になります。私はこの金額を安いとは思えなかったし、50年も毎日、決まった時間に飲み続ける事が厳しいと感じました。

2回目と言えど手術へ不安や恐怖はあります。しかし根治する可能性があるし生涯、薬を飲み続け制限ある生活を送りたくない気持ちの方が勝っています。

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