十割蕎麦と二八蕎麦の違いは?日本三大蕎麦は何県にあるかご存知ですか?

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今晩は管理人のKAZUです。今回は古来からの伝わるお蕎麦を取り上げたいと思います。
そばと言えば日本食の代名詞の一つですが、中国の雲南省から奈良時代より以前に伝来したと言われているのはご存知でしょうか。そばの基本的な作り方としては、「そば粉」「つなぎ(小麦粉)」「水」をコネて作りますが、配分をかえ「つなぎ」無しで作るそばを十割そば、そば粉8:小麦粉2の割合で作るそばを二八そばと呼ぶそうなんです。ちなみに営業者が提供する「そば」はそば粉の割合が70パーセント以上でないと蕎麦とは認められないそうなんです。ちなみに有名どこの蕎麦を挙げてみたいと思います。

▼お品書き
ざるそば>特別な具材を用いないつけ蕎麦。
かけそば>特別な具材を加えず熱い汁をそそいだ蕎麦。
月見そば>かけ蕎麦に生卵をのせたもの。
きつねそば>かけ蕎麦に甘く煮付けた油揚げをのせたもの。
たぬきそば>かけ蕎麦に天かす(揚げ玉)をのせたもの。
天ぷらそば>かけ蕎麦に天ぷら(エビ天やかき揚げ)をのせたもの。
おろしそば>大根おろしをのせ生醤油と出汁をかけたもの。
福井県の”越前おろし蕎麦”が有名。
南蛮蕎麦>かけ蕎麦でに唐辛子・ネギなどを用いて調理したもの。
鴨南蛮・鶏南蛮・肉南蛮が有名。
コロッケそば>かけ蕎麦にコロッケをのせたもの。浅草の「吉田」店が元祖である。
ニシンそば>かけ蕎麦にニシンの甘露煮をのせたもの。
けんちんそば>かけ蕎麦にけんちん汁をのせたもの。

以上の他にも名高い蕎麦はまだまだあります。数あるそばの中から称賛されている日本三大そばとは一体どんなに味わい深いものなんでしょうか、是非とも食してみたいものです。

日本三大蕎麦~戸隠・出雲・わんこ~

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戸隠そば  長野県

戸隠そば(とがくしそば)は長野県長野市戸隠市(旧戸隠村)でうまれた蕎麦のことです。歴史は古く、平安時代に山岳信仰から盛んで山伏(やまぶし:山中で修行をする修験道の行者)の携帯食として重宝されたことに始まるようなんです。戸隠そばの特徴はなんと言っても「ぼっち盛り」。”ぼっち”とは”束”を意味しており、一つのざるに5~6束(ぼっち)を馬蹄形状に盛る形式の事をさします。薬味には「信州の伝統野菜」に認定されている地元の「戸隠大根」と呼ばれる辛味大根が欠かせないようです。

▼平日でも30分待ちの行列の出来る名店、戸隠そばと言えば「うずら家」

所在地 :長野県長野市戸隠3229
営業時間:10:30~16:00(売切れ次第閉店)
電話番号:026-254-2219
定休日 :水曜日(祝日の場合は前日)
信州戸隠山御門前蕎麦処うずら家 公式HPはこちら

▼蕎麦を食べた後はパワースポットである戸隠神社(五社巡り)参拝もいいですね

所在地 :長野市戸隠3506 五社代表の中社になります
電 話 :026-254-2001
営業時間:9:00~17:00
新州戸隠山 戸隠神社 公式HPはこちら

出雲そば  島根県

出雲そば(いずも)は島根県の出雲地方(島根県東部)で広く食べられる郷土料理になります。出雲そばの始まりは、江戸時代に松江藩初代藩主である松平直政公(徳川家康の孫)が広めたとされています。出雲そばには食べ方が二通りありまして、丸い漆器の器にそばを盛り三段重ねで出てくるのが割子そば、ゆでたそばを冷水で締めずにそのまま器に盛り、あたたかいそば湯とつゆをかけてたべるのが釜揚げそばになります。

割子そばの割子とは重箱のことを意味し、出雲地方では古くからそばを野外で食べる習慣があるそうです。当初は四角い割子に詰めていたらしいのですが、洗いにくいので丸い割子にしたのが現在にも受け継がれているそうです。釜揚げそばの発祥は出雲大社で、10月に全国の神様が集まる「神在祭」で温かい蕎麦を振舞い広まって行ったそうです。

▼出雲そばの歴史、正式な割子そば、釜揚げそばの食べ方(3:05から)になっています。

~正式な割子そば(三段)の食べ方~
①3段重ねにしたまま1段目(最上段)の蕎麦の上に薬味を散らす。
②ツユをかけて1段目を食べる(ツユの量はお好みで調節する)。
③残ったツユを2段目にかけ空の器を1番下に重ねる。
 2段目に薬味を散らしツユを追加し食べ3段目も同様に食べる。
④最後は「そば湯」。 お好みでそばつゆを追加する。

▼八百万の神々を迎える神在祭

所在地:島根県出雲市大社町杵築東195
出雲大社社務所: 0853-53-3100
お問合せ :午前8時30分~午後5時
出雲大社 公式HPはこちら

わんこそば 岩手県

わんこそば(椀こ蕎麦)は、岩手県(花巻、盛岡)に伝わる蕎麦ですが、現在でも発祥の地として花巻と盛岡で論争が起きてるそうなんです。花巻説としては、慶長時代に南部家27代目当主である利直が江戸に向かう道中で花巻城に立ち寄り食事をし、その際に「殿様に対して市民と同じ丼で差し上げる事は失礼」との思いから漆器のお椀に一口だけのそば出したところ、「うまい」と何度もお代わりをしたことが始まりと言われています。そして盛岡説は盛岡出身の政治家・原敬が大正時代に帰省し大好物のそばを食べた際「そばは椀コに限る」と言ったことが始まりと言われています。

次にわんこそばの食べ方ですが、お椀に入った一口大の温かいおそばをお給仕さんが「ハイ、どっこい。じゃんじゃん」の掛け声で放り込みお客が満足するまで何杯でもお代わり(そばを放り込む)をして楽しみお椀にフタをするとごちそうさまの合図となります。店によって差異があり約10~15杯程度が、かけそば一杯分になるようです。

わんこそばと言えば様々な大食い大会が開催されていますが、公認されているものは以下の大会です。

わんこそば全日本大会(開催地:花巻市)
ルール:制限時間:5分 1杯あたり:10g 判定:食べた蕎麦の杯数
記録保持者:井本英明さん 記録:258杯

全日本わんこそば選手権(開催地:盛岡市)
ルール:制限時間:15分(最新ルール)1杯あたり:15g 判定:食べた蕎麦の杯数
時間60分の部・1996年 中嶋博文さん 559杯(かけそば84杯分)
時間15分の部・2000年 岸義行 さん 451杯(かけそば68杯分)

※一般的には男性60~80杯、女性30~60杯が平均になります。

▼令和2年のわんこそば全日本大会の模様です

▼一般の方が老舗 東本店でわんこそば初挑戦され奮闘しています

そば処 東屋(あずまや)本店公式HPはこちら
営業時間 昼:11時~15時 夜:17時~18時30 
所在地:〒020-0871 盛岡市中ノ橋通一丁目8-3
電話 :019-622-2252

▼わんこそば料金(何杯食べても料金は変わりません)
3700円コース
お客様が食べた分だけの空のお椀を、テーブルの上に重ね、食べた杯数は重ねたお椀の数で数えます。お椀を重ねていく音などわんこそばらしい雰囲気を楽しめます。
薬味は鮪刺身・なめこおろし・とりそぼろ・胡麻・海苔・一升漬・つけもの・とろろ・ねぎ・わさび・もみじおろし・デザート 

3150円コース
お椀をテーブルの上に重ねずに片づけながらすすめ、食べた杯数は、お椀の代わりにマッチ棒の大きさの算木(数え棒)を使ってお客様に数えていただきます。
薬味は鮪刺身・なめこおろし・とりそぼろ・胡麻・海苔・一升漬・ねぎ・わさび・もみじおろし・デザート

わんこそば料金は、小中学生まで設定料金より730円割引。未就学児童3歳以上6歳未満1,100円。

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