【今さら聞けない】会社の役職名とえらい順番は

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今晩はkazuです。

皆さんは会社における職位を明確に子供に教えれるでしょうか?

中学生の息子に社会の仕組みを知ってもらいたくて池上彰さん監修の”なぜ僕らははたらくのか”という本を渡したんです。

その後、息子からこんな質問がありました。会社で一番えらい人は社長だよね?じゃあ『代表取締役』って誰? その瞬間、僕の頭の中に浮かんだのは・代表取締役って何?会社のトップは社長だよね・・・ ・そういえば常務と専務って何する人? ・あと、取締役会ってなんの集つまりだっけ?

上記のような疑問って今さら誰かに聞きにくい内容ですよね、この記事を読み進めていただくと会社のトップは誰でどんな仕組で運営されているかが分かるようになりますので是非、最後までお付き合いください。

会社における職位とえらい順番は?

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これさえ読めば会社の序列がハッキリ理解できますよ。

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■職位と役職について

職位とは組織や団体などでにおいての地位(仕事内容を含む)で、文字通り職の位(くらい)を表すことばです。
漢字ばかりで分かりにくい場合、職位を英語に置き換えると理解しやすいと思われます。英語で職位の事を「position」「rank」といい、例えば君のランクは一般社員でこんな仕事内容になっていると言われたらどうでしょうか堅苦しさがなくなり受け入れやすくないですか。
役職とは会社組織内での役目や職務を表します。特に会社運営や管理職者の事をいい立ち位置や立場など上下関係を強くイメージさせる言葉になります。例えば君の役職が一つ上がれば給料もあがるだろうね。などのように役職につく事で立場や状況がかわるほど影響力があります。

視点をかえると職位は会社の外(他社)からみた個人のポジションを表し、役職は会社の内(社内)からみた個人のポジションだとも表現できます。

■一般的企業職位一覧

< 会 長 :Chairperson >
社長の上位職が会長であり、国内企業では社長を退いた人に名誉職といった名目で相談役といった立場につくのが一般的だ。社の直接業務ではなくその分野の関連団体の発展など対外的な活動が多いようです。

< 社 長 :President >
社長とは企業の代表者であり経営責任者で取締役ですので、企業の方針を決め最終的な決定権と責任を取ります。

この時点では「会長」「社長」のどちらが偉いとは言い切れず、各企業ごとに違いがあります。しかし法律上「代表取締役」という言葉がついた職位者(代表取締役社長もしくは会長)がその企業において一番偉い最高責任者となります。

< 専 務 :Senior Managing Director >
経営陣、取締役とし社長の補佐役を務めており日常業務は行わなず、会社の管理・監査業務を行っている。社長不在には業務代行を行い社長に近し存在である。

< 常 務 :Managing Director >
日常の業務(現場の指揮)を行いながら、経営幹部、取締役として社長の補佐をしますので、社員に近し存在である。

< 監査役 :Auditor >
株主総会で選任された会社法上の役員の事を言う。役割は取締役たちの職務(業務監査と会計監査)が法令違反をしていないか監査します。

< 本部長 :General Manager >
本部長とは事業本部の最高責任者で各部署の部長を束ねる役割を担(にな)います、一般的には一人となりますが会社の事業展開状況によっては複数の本部長が存在します。
例えば製薬会社で「製造事業」「配送事業」「品質管理事業」があると「製造事業本部長」「配送事業本部長」「品質管理事業本部長」となり3人の本部長が存在するのです。

< 部 長 :Manager/Director >
部長とは経営陣の方針に基(もと)づき部の事業計画を立てその実行を課長に命じ各課を統括していきます。

< 次 長 :Assistant General Manager >
日常は一社員として働き部長の補佐をしたり、部長が不在時には代理として職務をこなします。

< 課 長 :Section Chief >
課長とは部の事業計画に基づき業務計画を立てその実行を係長に命じ計画が効率よく遂行できるよう指導、監督を行う。

< 係 長 :Section Head >
係長とは業務を行う最小単位である係において管理的立場にあり主任や一般社員に指示を行う。若手や中堅社員がなりやすい立場である。

< 主 任 :Supervisor/Chief >
主任はまだ管理職ではありませんが、現場リーダーとして一般社員をまとめたり相談を受けたりしながら管理職への第一歩として通るみちです。

<一般社員 :Staff / Employee >
一般社員はまだ職位についていない正社員のことをいいます。

■取締役について

取締役の定義はこうです。株式会社に必ず置かなければならない機関であり、会社の業務執行に関する意思決定を行う者で会社法で定められている役員のこととなります。これでは理解しにくいですねもう少しかみ砕いていきましょう。まず取締役は取締役会のメンバーの事です。株式会社では会社法に基づき設置しないといけない取締役会の存在は会社の意思決定(会社の目標や今後の方向性を選択し決めていく事)を行うためにあります。会社の「舵取り」を担う取締役の決め方は年に一度、株主総会(会社運営の為に出資している株主が実際に会社運営・管理を行うにふさわしい人を選ぶ)を開きその場で最低3名以上(一般的には社長・専務・常務など)を選出し取締役は従業員ではなく経営者の一人となります。

■代表取締役について

代表取締役とは会社法で定められた呼称になり取締役会で選ばれ業務執行し契約、裁判などを行う権限を持ちます。
業務執行の内容ですが法律上では方針を策定し判断を下すことで取締役の仕事となりますが他社との契約で社印を押下するという判断は代表取締役にしかできないのです。何故ならほかの取締役は取締役会の構成員に過ぎず業務の執行をする権限がないからです。あくまで権限を持てるのは法で定められた代表取締役だけです。

■最高責任者について

さて皆さん、”社長”と”代表取締役社長”では何が違うのか判りますか。判断基準としては法的に定めれているか否かなんです。社長は法律上の地位や権限はありせんが会社内部の最高責任者です。代表取締役は法的に定められた権限を持っており外部的な最高責任者になるのですが、最終的な決断を下すものが社内向けと社外向けで違うのは何かと不憫ですので一般的には社長が代表取締役を兼任し代表取締役社長となるわけです。

■まとめ

以上が一般的にいわれている職位や序列についてでした。職位については各企業ごとで呼称や職位名が違っておりここで紹介した以外のものもあると思います。会社法により株主総会で取締役を選び、更に取締役会において代表取締役を決め会社の業務執行にあたりより良い企業を目指していく。普段はお目にかかりにくい上位職の内容を知る事で会社の見え方がかわり私も社の一員だと再認識できました。

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